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セット後の対処

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セット後のこんなとき

までの症例で、セット後に起こったことの多い事例を、いくつかご紹介し、原因・対処法を簡潔にご説明させて頂きます。
今後の治療を進めていかれる中で、ご参考になればと思います。

コアごと脱離してしまった

  • 原因:ポストの部分が短いケースは、コアごとはずれてくることが多くあります。
  • 対処法:ポスト部分を再形成して頂き、コアを現在の内冠にあわせて作り替える。
  • 手順:1. 内冠にコアが付いた状態であれば、コアを取り外します。
       2. 内冠を個歯トレー代わりにしますので、内冠の内面にアドヒーシブを塗布します。
       3. シリコン印象材にて、ポスト部分の印象を採りながら、デンチャーあるいは、
         ブリッジごと取り込み印象してください。

維持力がきつい、きつくなった

  • 原因:セット後、2週間程経ってきますと、デンチャーあるいは、ブリッジが安定し、維持力が
       きつくなることがあります。正常に機能している結果のことではありますが、患者様ご自身が
       カンタンに着脱できないとなりますと、やはり処置を行わなくてはなりません。
  • 対処法:外冠の内面にパラジウム箔、または白金箔を接着して、「ストッパー」の役割をさせて、
        維持力を弱めます。術後、維持力が弱くなり過ぎたら、少しずつ箔を除去します。
  • 手順:① デンチャーあるいは、ブリッジをラボへお渡し下さい。
       ② あらかじめ、どの程度「きつい」かをお聞きした上で、箔を接着しお送り致します。
       ③ 予備の箔を同胞いたしますので、維持力がまだきつい場合は、チェアーサイドで箔を
         追加、接着をして下さい。
        (※ラボでのこの作業は、技工物をお預かりすることになりますので、それが不可能
          であれば、歯科医院様で箔をご用意頂き、チェアーサイドで行って頂いて結構です。)

セットしたが維持力が出ない、またはゆるい

 case1. 明らかに「入りきっていない」とわかる場合

  • 原因:内冠のセメント合着時の浮き上がり
  • 対処法:①. 浮いた部分の内冠だけを作り直す。(維持力が出ない可能性が高いです。)
        ②. 浮いた部分の内外冠とも作り直して、既存のデンチャーあるいは、ブリッジとつなぎ
          直す。   
  • 手順: ①-1. 外冠を個歯トレー代わりにしますので、外冠の内面にアドヒーシブを塗布します。
        ①-2. シリコン印象材にて、支台歯部分の印象を採りながら、デンチャーあるいは、
           ブリッジごと取り込み印象してください。
        ②-1. ①-1、①-2.を行って下さい。
        ②-2. ラボサイドで内外冠を作り直し、既存のデンチャーあるいは、ブリッジとつなぎ直す
           作業を行います。(過程ごとの試適をお願いします。) 



 case2. 入っているように見える場合

  • 原因: ①. 咬合調整不足
        ②. 遊離端のデンチャーの場合、粘膜面が合っていない
        ③. 内冠のセメント合着時のわずかな浮き上がり
        ④. 製作過程のどこかで各々パーツの位置関係がズレた
  • 対処法:①. 咬合調整を行って下さい。特に、プロビジョナルと製作物に違いがある時や、上下顎
          同時補綴の時には、入念に行って下さい。
        ②. 粘膜面のリベースを行って下さい。浮いた部分の内外冠とも作り直して、既存の
          デンチャーあるいは、ブリッジとつなぎ直す。
        ③. case1.の「対処法」①、②と同様です。
        ④.各パーツを全て切り離し、つなぎ直す。(かなり大掛かりな作業になります。)   
  • 手順: ①. 咬合調整後、安定した状態に落ち着くまでは2~3週間ほどかかります。
        ②. 直接法でリベースされたほうが、安全で確実です。ただし、多数歯欠損の場合は、
          ティッシュコンディショニングを施して頂いてから、ラボへお渡し下さい。
        ③.case1.の「手順」①-1、①-2、②-1、②-2と同様です。
        ④-1. 各パーツを全て切り離すため、一端ラボへ技工物をお渡し下さい。
        ④-2. バラの外冠を口腔内でパターンレジンにてとめて下さい。
        ④-3. とめた外冠を取り込み印象して、ラボへお渡し下さい。
        ④-4. その先の作業は、「印象から完成まで製作の流れ」の「完成前に内冠をセットする
           の中の、「STEP5 内冠セット及び外冠でのピックアップ印象後、TEK調整 」以降
           の行程と同じになります。
           (※デンチャーの場合は、金属床を含めデンチャー部を作り直すか、既存のデン
            チャーが使えるか、はその時の状況での判断となります。)

       ★原因③、④につきましては、判断が難しいと思いますので、実際には、「対処法」、
       「手順」共、④になることが多いです。


レジン床が変色した、黒ずんだ

  • 原因:外冠とレジン床の接合部位や、金属床とレジン床の境目から雑菌、プラーク等が侵入し変色
       する。
       (※他社製作のもので、流し込みレジンを使用していたりすると、このような症状があること
        を、よく目かけます。)
  • 対処法:床部分を張り替える必要があります。この場合も、技工物をお預かりすることになります。
  • 手順: ① 床のみの張り替えのみならば、デンチャーをそのままラボへお渡し下さい。
        ② 同時に、人工歯の交換やリベースも行う場合は、デンチャーを取り込み印象して頂き、
          ラボへお渡し下さい。




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