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Q&A(コーヌスクローネ)

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コーヌスクローネについてのQ&A

ーヌスクローネに関しましてのご質問につきましては、細かい内容も含めますと、数限りなく戴いておりますので、その中でも特に頻度の多かったご質問から順番に掲載させて頂きたいと思います。
カテゴリーは無視して、一番多いご質問より掲載させて頂き、なるべく簡潔に、箇条書きにて回答させて頂きます。

Q1. 外冠をメタルボンドではできないの?

答:割れる可能性があります。

  • コーヌスの特質上、外冠の歯頸部にいちばん力が加わるため、延性のないメタルボンドでは破折する可能性が高いです。
  • 患者様の取り扱いにも、細心の注意が必要となります。
    (洗面台などに義歯を落とした場合、割れてしまう可能性もあります。)
  • 破折した場合、基本的には修理ができません。厳密に言いますとできないわけではありませんが、修理しても、また割れてしまう可能性が高いです。
    破折した部分の補修は、違う材料での補修となりますので、見た目にも悪いです。
    それでも本気で修理するとなると、かなり大掛かりな修理になります。

    ※弊社では、現在のところ、メタルボンドのコーヌスクローネは
    お受け致しておりません。

Q2. 外冠のマージン(前装部)はメタルじゃないとダメ?

剥がれやすくなります。

  • これもやはり、上記に述べましたように、外冠の歯頸部にはいちばん力が加わるため、延性のあるハイブリッドレジンや硬質レジンでも、裏打ちになるメタルが無いと、剥がれる可能性があります。
  • 一度剥がれると、その部分には応力が加わっているという事になりますので、再度剥がれてくることも考えられます。
  • 弊社では、審美性の点から、できるかぎりマージン部のメタルが「見えにくく」なります様、外冠マージン部をデザインしております。

Q3. 支台歯形成で気をつけることは?

内冠にネガティブがつかなくなるような形成をお願いしています。

  • これは、生活歯・失活歯の問題もありますので、全くそのように、とはいきませんが、理想的には、
    1. 6°に近い(6°より少し大きくても可です)テーパーで形成してください。
    2. マージンは、少しでも構いませんので、全周シャンファー形態を与えて下さい。
    3. 軸面は「樽状」にしないでください。
    4.「咬み合う」部分のクリアランスに注意して下さい。
    以上が注意点です。
    ※多少、ネガティブがついてもよろしければ、1〜3は厳密に、ではありません。

    ご参考までに、こちらのページに詳しく解説してあります。
    支台歯形成についてはこちら
    概形形成についてはこちら 

Q4. 支台歯のクリアランスはどれくらい必要なの?

外冠に前装する材料によって違ってきます。 

  • 外冠の咬合面をメタルで作製する場合
    内外冠分あわせて2㎜以上必要です。
  • 外冠の咬合面をハイブリッドレジンで回復する場合
    内外冠分あわせて3㎜以上必要です。

Q5. 内外冠に使用する金属は何がいい?

白金加金をお勧め致します。

  • 非金属以外であれば、何が悪いということはありませんが、12%Pdや、20%Pdなどのパラジウム合金はシルバー色なので、「黒っぽさ」が歯頸部に反映されることはあると思います。
  • 金合金よりは、製品になっている白金加金のほうが材料としては優れていると思います。金合金も製品になっているものであれば問題ありません。

Q6. 外冠を作製するとき、なぜ石膏模型上で作製してはいけないの?

答:石膏模型は「模型」であって、内冠そのものではないからです。

  • コーヌスクローネを製作する上で、最も神経を使う作業の1つに、「適正な内外冠の維持力を出させること」があります。
    石膏模型自体には、わずかではありますが「寸法の変化」が存在します。
    ラボサイドで内外冠の維持力の確認・調整を行いますので、寸法変化の可能性がある模型上では全てが「あいまいなもの」になってしまいます。
    簡単に言いますと、石膏模型上では維持力の強さがわからないということです。
    結果、模型上では維持力があるのに、口腔内では維持力が無い、という事態を招くことになります。
  • 以上の理由から、外冠の製作は、内冠に直接作り上げた方良いと思います。

Q7. 内冠をセットするタイミングはいつがいいの?

答:内冠のセメンティングに不安がある場合は、外冠が出来上がった時点で内冠を合着して
  からその後の作業を行って頂きますと良い結果が出ています。

  • 内冠を先にセットする方法を行って頂きますと、外冠の位置が模型上に正確に再現されるため、「セットしたが維持力がない」ということがありませんでした。
    逆に、「セットしたが維持力がない」というときの理由のほとんどが、技工物完成後に、内冠を合着した際に「浮き上がった」ために、コーヌスが「入りきらない」という状態になってしまったということが起こっています。

Q8. 取り込み印象は、内冠と外冠のどっちがいい?

答:取り込みしやすく、かつ正確に取り込めるのは、内冠のほうだと思います。

  • 外冠には脚が付いていることが多く、取り込む際に、その脚をトレーや印象材で押している状態で取り込まれることが多々ありました。
  • 模型の精度上、技工作業上の観点から見ますと、外冠で取り込んで頂いて起こした模型の方が、その後の作業を経ていくには、タフで正確であると言えます。
  • 理想的には、内冠で取り込んで頂き、その模型で外冠を作り、内冠を口腔内でセットして頂いた上で、外冠どうしを口腔内で固定して頂いてから、そのまま外冠を取り込んで頂けますと、パーフェクトだと言えると思います。

Q9. 最初の印象採得から、セットまでどのくらいの期間がかかるの?

答:ケースにもよりますが、おおむね1〜2ヶ月程度はかかると思います。

  • 例えば片側のコーヌスデンチャーで、レジン床仕上げですと、うまくいけば1ヶ月もかかりません。
  • 前歯補綴を含む、両側で、金属床仕上げとなりますと、2ヶ月位かかります。

Q10. チェアタイム(診療回数)は何回くらいかかるの?

答:こちらも、ケースにもよりますが、最初の印象採得を含めてセットまで、最低4回
  かかります。

  • 難しいケースになるほど回数も増してゆくとは思いますが、あえて平均的にということですと、5〜7回ほどではないかと思います。
  • 回数が多くなるのは、「再バイト」がかさんだときです。回数を少なくするためには、いかにプロビジョナルで咬合が安定する状態にまでもっていっておくか、に掛かっているのではないでしょうか。

Q11. 内冠の厚さはどれくらい必要なの?

答:軸面では部分的には0.3㎜、咬合面は最低0.5㎜以上は必要です。

  • 軸面に関しましては、それ以上薄い部分があると、外冠から内冠をコーヌス鉗子で引き抜く際に、力のかけ加減では内冠を変形させてしまう場合があります。
  • 咬合面部では、セット後の維持力調整のために削合することがありますので、0.5㎜以上にしています。

Q12. 片側処理のような小さいケースでも金属床は必要なの?

答:絶対必要!...ということはありません。

  • 厚さ、という観点からの装着感、と強度という点ではレジン床よりも優れています。
  • 片側でも両側でも、上顎の場合は、特に辺縁が薄く仕上げられる分、装着感は良いと思います。

Q13. 外冠と金属床はロー着しなくていいの?

答:ロー着しないとカタチにならない、という部分以外は極力致しません。

  • ロー着しないと強度が心配、という意見をよく伺いますが、弊社では、ロー着していないところが壊れた、ということは全くありません。
    むしろ、他医院での製作物の修理を依頼された時に、ロー着してあるところが壊れているというものをよく見かけます。
  • 何かの理由で義歯を分解しなくてはならなくなったとき、ロー着してあるとそれができない、ということのほうが多々あります。

Q14. 支台歯の印象採得には印象材は何がいい?

答:基本的には、お使い慣れて頂いている印象材で結構です。

  • 傾向としましては、シリコンよりもアルギン寒天連合のほうがきれいに採れるようです。
    シリコンは支台歯のまわりの水分コントロールが難しいのと、材料の温度管理にも注意が必要になります。



    お問い合わせは047-409-8248まで

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