支台歯形成のガイド
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支台歯形成のガイドページです。
形成時の注意点です。
- 支台歯には6°(以上)のテーパーを付与してください。
- 6°より少ないと、歯頸部にアンダーカット
(ネガティブヴィンケル)が付いてしまいます。 - 6°よりも極端に大きくなる場合は、保持溝などの
維持を付与してください。
- 6°より少ないと、歯頸部にアンダーカット
- 支台歯を「樽状」に形成しないでください。
- 内冠自体の適合が悪くなります。
- やはり、歯頸部にアンダーカット
(ネガティブヴィンケル)が付いてしまいます。
- マージンに適度な「シャンファー形態」を付与してください。
- 過度に付けてしまうと、
- 内冠が重くなります。
- 適合も悪くなります。
- 無理に小さくしようとして、内冠にシャンファー形態を付けてしまうと、内外冠の維持力が安定しなくなり、維持力の低下を早めることになります。
まれに、「内冠が小さくなるように、支台歯を削り込んだのに、なんでこんなに内冠が大きいの?」といわれることがありますが、内冠の大きさは、支台歯を削り込んで小さくなるものではありません。
削り込んだといっても、マージン部のシャンファーやショルダーが大きかったりすると、内冠は小さくはなりません。
マージンの大きさ、広さ、(咬合面から見て)によって内冠の大きさは決まります。
- 過度に付けてしまうと、
前歯


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臼歯


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線だけの画像は、「画像を保存」して、縮小後、シール用の台紙(クリア・耐熱用)にプリントして、ミラーに貼るなど、形成時のガイドとしてお使いいただけます。(※インクジェットプリンターでプリントしたものは、滅菌すると色落ちすることがありますので、レーザープリンターをご使用ください。)