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完成後に内冠をセットする(外冠でピックアップする)

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STEP1 印象・咬合採得 


支台歯形成 

支台歯形成のガイドはコチラをクリックして下さい。
  • 台歯には6°(以上)のテーパーを付与してください。
    • 6°より少ないと、歯頸部にアンダーカット
      (ネガティブヴィンケル)が付いてしまいます。
    • 6°よりも極端に大きくなる場合は、保持溝などの
      維持を付与してください。
  • 台歯を「樽状」に形成しないでください。
    • 内冠自体の適合が悪くなります。
    • やはり、歯頸部にアンダーカット
      (ネガティブヴィンケル)が付いてしまいます。
  • ージンに適度な「シャンファー形態」を付与してください。
    • 過度に付けてしまうと、
      • 内冠が重くなります。
      • 適合も悪くなります。
      • 無理に小さくしようとして、内冠にシャンファー形態を付けてしまうと、内外冠の維持力が安定しなくなり、維持力の低下を早めることになります。

支台歯の本数が多い場合は、弊社に概形形成をご依頼頂きますと、サベイヤーで全支台を6°で計測し、模型上で削合いたします。 1顎 ¥3,000
 サベイヤにて支台歯の概形形成をいたします。
  • 科医院からご依頼をいただきましたら、義歯の着脱方向を決めてから、サベイヤーと6°のカーバイトバーを使って、支台歯を形成します。
    その際、削ったところをマーキングするのではなく、あらかじめ、形成前の同じ模型を2つ頂いておいて、削っていないほうの模型に「削った部分」をマーキングします。
    2つの模型を見比べると、先生も「削った部分」がわかりやすくなります。


印象・咬合採得 

支台歯の印象
  • 台歯形成が終わりましたら、支台歯の印象採得をお願いします。   
    • 印象材は、シリコンでも、アルギン寒天連合でも、先生のお使い慣れているもので結構です。
    • ご使用になる石膏の混水比を計った上で、
      気泡を入れないように石膏を注いで下さい。
    • 模型の状態になってから、マージンのチェック、必要なクリアランスのチェック、支台歯の形態の最終チェック、石膏面の面荒れ、気泡や突起(特にシリコンで採った場合)がないか、等のチェックをお願い致します。
      必要に応じて、各個トレーの製作を致します。  各個トレー ¥2,000
  • 型のチェックが終わりましたら、模型をラボへ渡してください。

  • 合採得につきまして
    • 材料は、先生のお使い慣れているもので結構です。
    • 上記の写真のように、フリーハンドでは採れないようなケースの場合は、ラボで
      咬合床を製作致しますので、必要な際はお申し付けください。
    • 外冠の前装を、ハイブリッドフルベイクタイプで製作する場合は、この時点での
      咬合採得は、精密なものでなくても結構です。

      フリーハンドではバイトが採れないようなケースの場合は、咬合床を製作致します。  全顎 ¥3,000     部分床  ¥2,500

模型のチェックは重要な作業です。ここでチェックを怠ると後に影響がでてきます。

  • 型のチェック
    • マージンのチェック、石膏面の面荒れ、気泡や突起(特にシリコンで採った場合)がないか、等のチェックを行います。
    • Dr.から、チェックバイト、咬合床が渡されていれば、模型を咬合器にマウントし、必要なクリアランスのチェック、内冠に「ネガティブ」がつかないための適切なテーパーが付与されているか、樽状になっていないか、等の支台歯の形態の最終チェックを行います。
    • この時点で不具合があった場合は、速やかにDr.に連絡し、再形成・再印象を行って頂く様お願いします。
  • r.からの依頼があった場合は、咬合床を製作します。
    • 咬合床は、作業模型製作前に作ります。


STEP2 内冠製作  ¥12,000


作業模型製作

  • r.から渡された模型の基底面を平らに削り、ダウエルピンを殖立します。

  • ックスアップ、ミリング等の作業が行いやすい様、支台歯・残存歯・欠損部全てに各々ダウエルピンを立てます。
    • 弊社では、作業効率と正確性を考慮して、
      • 支台歯には「シングルピン」
      • そのほかの残存歯や欠損部には、サヤ付きの「ツインピン」
        を殖立します。
        サヤなしのツインピンは、模型の台座側に、石膏やワックスの削りカス等の異物が入り込んだ場合、模型の浮き上がりを誘発するので、精密ではありますが、リスクが高いために使用致しません。

  • 々の支台歯ごとに分割し、顕微鏡下でマージンのトリミングを行います。
     
  • 能な限り、プロビジョナルデンチャーが口腔内に装着された状態での、「スタディモデル」をラボへ渡してください。

  • ボは、その模型を見て、外冠がスムーズに製作できるような、内冠の形態をイメージして製作します。

    弊社の作業模型は、内冠ミリング時のエンジンの振動等に耐え、最後まで支台歯がブレることのない模型です。  ダウエルピン1本 ¥400  1歯増毎 ¥200

「タフな模型」づくりしています。

内冠の製作

  • 冠角度の設定をします。
    • まず、支台歯の歯軸や残存歯の状態から、デンチャーの着脱方向を決定します。
    • 内冠角度は、理想的には着脱方向より全支台全周6°のテーパーで設定したいところですが、やはり現実的には2°や4°の面ができたりします。
      (2°や4°の面ができたりしても、内冠単体が6°で仕上がっていれば問題ありません。)
    • 重要なのは、ネガティブヴィンケルをできるだけつけないこと、です。やむを得ずついてしまう場合は、その量を可能な限り少なくすることです。
    • ネガティブがついてしまうと
      • 前歯の唇側の場合は、審美性が極端に悪くなる。
      • そのほかの部位だったとしても、外冠がデカくなる。
      • 歯頸部に不潔域ができて、プラークが付きやすくなる。
        など、「ネガティブなデンチャー」になってしまいます。

  • ックスアップします。
DeguDent.Plastodent.art line
  • 弊社では、DeguDent社の「Plastodent art line Milling wax:grey」を使用してワックスアップしています。
  • 支台歯単体では、全周6°になるように、ミリングマシンでワックスカービングします。
  • ネガティブがつかないように、ワックスパターンの状態で極力薄く仕上げます。
    (0.3㎜以下はNG)

  • ャストします
    • 弊社では、「松風アルゴンキャスターC」を使用しています。
      • 真空下で、アルゴンガス雰囲気の中で金属を溶かして鋳込む、無酸素吸引加圧方式の鋳造機です。極めて高い鋳造精度を維持できて、金属の酸化が少なく、長期間「金属疲労」が起こらないといわれています。理想的な鋳造体が出来上がります。

  • 社では、アズキャストの状態での試適をお願いしております。
    • あらかじめ、医院様より「内冠での取り込み印象は行わない」とわかっていればいいのですが、急遽、内冠での取り込み印象をされる場合があります。
    • 印象に取り込まれた内冠の内面にパターンレジンを流し、維持を付け、石膏を注いで模型をおこしますが、内冠を模型からはずす際には、支台歯まわりの歯肉の形態を保護するため、弊社では、プライヤを使用してはずしています。(支代歯の形態次第では「はずれにくい」場合があるためです。)
    • このときに、内冠を仕上げた状態ですと、プライヤの凸面が当たってしまい、内冠の表面を傷つけてしまいます。
      以上の理由から、アズキャストの状態での試適をお願いしております。

      コーヌスクローネ内冠製作  ¥12,000
  • 冠の試適をお願いします。
    • ここで最終的に、内冠と対合歯との間に適正なクリアランスがあるか、チェックをお願いします。
      • 外冠をハイブリッドフルベイクタイプで前装する場合 ▶▶▶2mm以上
      • 外冠咬合面をメタルで咬ませる場合         ▶▶▶1mm以上
        必要となります。

アズキャストの状態に取り込むためのアンカーを付けています。

STEP3 外冠製作のための仮排列


仮排列

  • 冠の製作に入る前に、外冠の大きさのバランスを見たり、デンチャーの出来上がりをイメージし、なおかつ患者様に納得して頂くために、前歯の仮の配列をします。臼歯部はロー堤になります。
    仮排列をするケースは主に、
    • 上顎を全顎補綴するケース
      • 前歯の並び具合(正中、切端ライン、歯の大きさ、唇側への出ぐあいなど)
      • 咬合平面をチェックする
    • 上顎前歯に支台歯があるケース
      • 外冠になる歯と、人口歯のバランスをみる

  • 排列をおこなうメリットは、
    • 外冠の製作が容易になる。
    • 外冠から出す「脚」の位置が明確にわかる。
    • 本排列にもスムーズに移行できる。
    • はじめに咬合採得をして頂かなくても、ここで仮排列のチェックと、咬合採得が同時に行える、などがあります。

      ※仮排列をおこなうケースは、模型製作に入る前に、基礎床だけは作っておきます。
写真はブリッジタイプの仮排列試適です。
  • 排列したものの試適をお願いします。その際に、
    • 正中、切端ライン、歯の大きさ、唇側への出ぐあいなどのチェック
    • 咬合平面の決定、顔貌のチェック
    • 患者様からのご要望を聞き入れる
      以上の確認をお願いします。

      仮排列と咬合採得を同時に行うことも可能です。(6前歯仮排列+咬合床 \6,000)

  • 排列試適が終わり、外冠製作後の取り込み印象時、「各個トレー」が必要な場合は、この時点でお申し付けください。

    各個トレー \2,000

咬合床付仮排列


STEP4 外冠製作  ¥12,000    Pick Up!


内冠仕上げ

  • 冠を仕上げ研磨します
    • 可能な限りメタルの厚さが薄くなるようにミリング研磨します。(荒研磨まで)
      • ワックスアップの段階で、薄いところでは0.4〜0.5㎜になっています。
      • その部分を、0.2〜0.3㎜まで仕上げていきます。


        画像の説明▶▶▶▶画像の説明

    • 仕上げ研磨します(フリーハンド)
      • 仕上げ研磨は、あくまでもフリーハンドで行います。
      • 過去に様々な機械研磨で仕上げも試みましたが、最終的に、長年の経験から
        「手ケンマ」が一番キレイに仕上がります。
      • 軸面の仕上がり具合が、内冠の良し悪し、長期にわたる維持力の安定を決定づけます。


        画像の説明画像の説明

コーピング製作

  • 上げた内冠にパターンレジンを築盛します。
    • このコーピングが、実は内冠と外冠の適合(=維持力の強弱)を決定する上での重要なパーツとなります。
    • コーピングと内冠とのフィット感で、使用する埋没材の種類と、混水比、鋳造リングの大きさ、昇温スケジュールなどを決定します。
    • コーピングの材料となるパターンレジンは各社から出ていますが、弊社では、Bredent社の「ピクプラスト」を使用しています。
      pi-ku-plast
      • 収縮率が低い(0.36%)
      • 焼却時、埋没材の亀裂がほとんどない
      • 築盛時に液ダレしない
        などの使いやすさから使用しています。


        コーピング整形前▶▶▶▶コーピング整形後

        0.5㎜の厚さに仕上げます

        仮排列とコーピング

外冠の製作&外冠のピックアップ

  • ーピングの上にワックスアップします。
    • 仮排列したものがある場合は、それを利用します。
    • 完成のイメージは出来上がっていますので、短時間で、容易にワックスアップができます。
    • この時点で、外冠のマージンの延長などの、特殊加工を施します。
    • 欠損側には、金属床を絡める場合には「脚」を、金属床ナシの場合は、ネット状の維持を付与します。
    • くれぐれも前装面の維持(リテンションビーズ)は、歯頸部ギリギリまで降りかけてください。もちろん、脚や維持にもです。
      数年後、歯頸部の前装が剥がれるとしたら、ここにリテンションがないためです。

  • ックスアップが完成したら、速やかに「埋没」します。
    • 弊社では、外冠の埋没材には松風の「クリスト21」を使用しています。
      • コーピングにしろ、ワックスにしろ、「生き物」的な要素があり、内外冠の維持力に大きな影響がありますので、ワックスパターンを放置したり、翌日に埋没したりすることはありません。
      • 加圧埋没は外冠の場合には行いません。
      • リング焼却とキャストも必ずその日中に行います。
      • 混水比、リング焼却の昇温スケジュールは、外冠の部位・形態・リングの大きさ、1つのリングに埋没する個数などによって変えています。

  • ャストしましたら、埋没材を完全に除去した後、内冠にフィットさせます。
    • 外冠の内面を「実体顕微鏡」で覗き、微量の異物や気泡などを取り除きます。
    • 内冠にフィットさせたその時点で、内外冠に「必要な維持力」は得られていますので、アズキャストもしくは、荒研磨の状態で「単冠」で納品いたします。
    • Dr.より「各個トレー」製作の指示があった場合は、各個トレーも一緒に納品します。

      コーヌスクローネ外冠製作 ¥12,000  脚 ¥1,500             ネット状維持 ¥7,000~  マージン延長加工 ¥1,000加算(1歯毎)

  • 冠の状態で納品された外冠を、口腔内でパターンレジンにて連結をお願いします。
    • 連結される前には、患者様に、外冠で咬んで頂いて、「維持力」が出ていることを確認されてから、外冠が「沈み込んだ」状態で連結してください。

  • 個トレーまたは、既成のトレーで、シリコン印象材にて、取り込み印象をお願いします。
    • 外冠に「脚」が付いている場合には、トレーが「脚」に当たっていないか、確認してください。
      • 「脚」が当たっていると、取り込み時にそこの部分が押されて、外冠が浮いた状態で取り込まれてしまう可能性があります。
      • 印象時にはシリンジなどで、脚と歯槽頂粘膜面との隙間に印象材を流し込んでから、外冠全体を取り込んでください。

  • 冠の取り込み印象が終わりましたら、石膏を注がずに、そのままラボへお渡しください。
    • この時、全ての外冠の内面に、内冠が付いているか、再度確認をお願いします。
      (支台歯の形成次第では、付いてこないこともあります。)

外冠キャスト後

STEP5 金属床及びロー堤製作


  • 院より渡されたシリコン印象(原則的には全ての外冠の内面に、内冠が入っている状態)から内冠を抜き取ります。
    (内冠撤去鉗子を使用します。)
    • 維持力がきちんと出ているか、チェックします。
    • 外冠の内面にパターンレジンを「筆積み」で盛り、維持を埋めます。
    • 石膏を流し込みます。    
  • うして出来上がった「レジン支台模型」上で、外冠どうしをロー着した後、金属床を製作します。
    • ここでは、模型が新しくなるので、再度咬合採得して頂くために、必要に応じて、ロー堤も製作します。
    • 臼歯部外冠咬合面が、ハイブリッドフルベイクタイプになる場合は、咬合面にもワックスをのせておきます。

      金属床フレーム ¥23,000  ロー堤(片側)¥1,500  (両側)¥2,500     

最終の咬合採得になります。
  • 属床にロー堤が付いている状態であれば、
    最終の咬合採得をお願いします。
    • 咬合採得が終わりましたら、内外冠の維持力が発生しているか、最終チェックをお願いします。
    • シェードテイク、使用する人工歯の選択をお願いします。(大きさ、形態等)

金属床を製作します。

STEP6 排列試適


排列試適
  • 列及び、ホワイトワックスでの歯冠形態を回復します。

    排列試適 1〜4歯 ¥3,000 5〜8歯 ¥3,500 9歯以上 ¥4,500           ホイトワックス1歯 ¥500 1歯増毎 ¥200

  • 列と歯冠形態の、最終チェックをお願いします。
    • 前歯部は、正中・切端ライン・オーバーバイト・オーバージェット、歯冠形態は患者様の納得のいくものかどうか、など。
    • 臼歯部は、頬舌的位置・咬合平面、など
      必要に応じて、咬合調整もお願いします。

  • ーヌスデンチャーの特性としまして、デンチャーセット後、2週間位までに「沈み込み」を終わらせますので、その分をあらかじめ見越して、「少し高め」の状態で、咬合調整をしておくと良いかと思われます。

  • てに於いて、チェックが完了しましたら、ラボに渡してください。
    前装部の仕上げ、義歯部の重合・研磨を経て完成させます。


STEP7 前装及び重合完成


  • 冠前装部に、硬質レジン、またはハイブリッドレジンを前装します。

  • 態修正後義歯部を重合して仕上げます。
    • 弊社では、加熱重合を行います。
    • イボカップ重合も承っております。
    • 「流し込みレジン」は、2~3年で、金属床との移行部が変色する可能性があるとのデータもありますので、使用致しません。

  • 歯の掘り出し、研磨、完成
    • 重合後の掘り出しは、慎重を喫すところです。
      内冠と外冠が一緒に重合されますので、マージン部を傷つけない様、顕微鏡下で行います。まるで遺跡の発掘作業みたいに手間のかかるところです。
    • 研磨は、通法に従って行い、いよいよデンチャーの完成となります。

      硬質レジン前装 ¥5,000  ハイブリッド前装 ¥6,000 FBタイプ ¥7,000     デンチャー仕上げ1床1歯 ¥7,000  1歯増毎 ¥1,000(コーヌス支台は ¥2,000)          イボカップ重合 ¥10,000加算

  • ンチャーをセットしてください。

  • ンチャーセット後、2週間程は「沈み込み」の現象が起きますので、十分な咬合調整をお願い致します。
    • 患者様の咬合力が強い場合は、義歯がはずれにくくなることがあります。
    • その際は、「内冠を削ったり、、、」は行わない様、お願いします。
    • ラボで、外冠の内側、咬合面部に「箔」を貼って、微量にデンチャーを「浮き上がらせる」作用を促し、維持力を弱くします。
    • その後は、口腔内で調整していただき、様子を診て頂くことになります。

メタルオクルーザル仕様です。

  まずは印象採得から。精密よりも、正確な印象から全てが始まります。→内冠の製作、取り込み印象につきましての詳細はこちらからご覧下さい。→外冠製作前の人工歯仮排列です。これをするとしないとでは、、、→外冠製作、、、技工的にはコーヌスでは、最も緊張する作業です。→金属床及びロー堤製作。金属床は、装着感を決める大切なものです。→ここまで来れば、完成まであと一歩です。最終試適で患者様にも納得のいくものを。→完成後の2週間の咬合調整が今後のカギを握ります。


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